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  動画でみるヘルシーレシピ 『旬の役菜 適材適食(春号)』

監修:医療法人 二田哲博クリニック 管理栄養士 野菜ソムリエ 上級プロ 小園 亜由美 先生


健康なカラダづくりに役立つ野菜を【役菜(やくさい)】と呼んでいます。
旬を迎える野菜たちが持つ特徴的な栄養や成分を充分に引きだして美味しく楽しく頂きましょう。


旬の役菜 春号:春キャベツと新タマネギ


今号では、「たっぷり春キャベツと納豆のサラダ」と「新タマネギの甘味を楽しむスープ」のレシピを動画でご紹介します。




レシピだけを動画でみる



たっぷり春キャベツと納豆のサラダ

単なるキャベツの千切りじゃあ面白くない!ということで納豆とペアリング。
50gのキャベツもあっさり食べられちゃう魔法のサラダです。

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材料(2人分)

  • キャベツ…………………..100 g
  • 納豆………………………..1 パック
  • マヨネーズ……………….大さじ 1
  • めんつゆ………………….大さじ1
  • 焼き海苔…………………..1枚

栄養素(1食分あたり)

  • エネルギー………………….103 kcal
  • たんぱく質………………….4.9 g
  • 脂質………………………….6.7 g
  • 炭水化物…………………….7.1 g
  • 食物繊維…………………….2.7 g
  • 食塩………………………….0.7 g

作り方(調理時間:10分)

  1. キャベツを千切りにする。
  2. ボールにキャベツと納豆、マヨネーズ、めんつゆ、海苔は手で細かくしてから加えて混ぜれば完成。

新タマネギの甘味を楽しむスープ

新タマネギのやわらかな食感と甘さをそのまま楽しむための素材力を活かした季節限定スープです。半玉でもあっという間にできあがりです。

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材料(2人分)

  • タマネギ……………………..1 個(小さいものなら2個)
  • コンソメ(減塩タイプ)…..1 個
  • 水…………………………….300 cc
  • ブラックペッパー………….少々
  • パセリ……………………….少々

栄養素(1食分あたり)

  • エネルギー…………………44 kcal
  • たんぱく質………………….1.2 g
  • 脂質………………………….0.2 g
  • 炭水化物…………………….10.1 g
  • 食物繊維…………………….1.6 g
  • 食塩………………………….0.7 g

作り方(調理時間:30分)

  1. タマネギの上下を切り落とし横に半分に切る。(小さめの場合はそのまま丸ごとでも)
  2. 水、コンソメを鍋に入れる。
  3. タマネギを加え沸騰したら、スープが蒸発しないように蓋をしめて弱火で20分加熱。
  4. 好みでブラックペッパーをかける。
  5. 器に盛り付け、パセリをトッピングして完成。


春キャベツ:【栄養成分:キャベジン】 潰瘍(かいよう)予防



キャベツから発見されたからキャベジン。
胃酸の分泌を抑え、傷ついた粘膜を修復するだけでなく、潰瘍の予防や治療としても使われている成分で別名をビタミンUと呼びます。
熱に弱いので葉のより柔らかい春キャベツは生食にぴったりです。



新タマネギ:【栄養成分:硫化アリル】コレステロールを抑える



刻むと涙が出てきます。これは硫化アリルという成分によるもので、とても強い殺菌作用を持っています。
それだけでなく、血栓予防、血中コレステロールが増えるのを抑えたり、インスリンや胃液の分泌を増やしたり、免疫力を高めてくれます。


  • カラダの調子を整えてくれる成分をたくさん含んだ野菜は糖尿病をはじめ生活習慣病には欠かすことのできない食材です。 食事のいちばん最初は野菜から食べる「ベジファースト」で朝昼晩の3食、1日合計350gの野菜を摂るようにしましょう。
  • 高血圧や脂質異常症、腎症などの病気がある場合は、食塩量や脂質、タンパク質の量なども考える必要があるので、医師や栄養士と相談しながら食事療法を行ってください。