監修:横浜市立大学大学院医学系研究科 分子内分泌・糖尿病内科学
教授 寺内 康夫 先生
糖尿病を発症する前から動脈硬化が始まっているといわれています。糖尿病発症後さらに動脈硬化が促進されることにより、心筋梗塞、脳梗塞、足の閉塞性動脈硬化症などの大血管症を発症します。高血圧や脂質異常症(高脂血症)、肥満、喫煙などは動脈硬化性疾患を発症する危険性を高めるため、糖尿病患者さんは血糖値のコントロールはもちろん、これらの疾患の治療および生活習慣の改善が重要です。
参考:日本糖尿病学会 編・著: 糖尿病診療ガイドライン
2016, p.263, 南江堂 2016
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