監修:東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野
教授 弘世 貴久 先生


糖尿病の発症メカニズム
④2型糖尿病の発症メカニズム

糖尿病にはいくつかタイプがありますが、最も多いのは2型糖尿病です。2型糖尿病の発症には過食や運動不足といった生活習慣も関係するので、正しい生活習慣を身につけ、実行することが2型糖尿病の予防ではとても大切です。

参考:日本糖尿病学会
編・著:患者さんとその家族のための糖尿病治療の手びき
改訂第56版, p.19, 南江堂 2014

2型糖尿病の発症メカニズム
2型糖尿病の発症メカニズム①
インスリンの分泌障害



食事により血糖値が上がると、インスリンの分泌量が増え、その結果、血糖値は速やかに元の状態に戻り、インスリンの分泌量も低下します。しかし、インスリン分泌障害があると、インスリンの分泌が遅れ、またインスリンの分泌量も少ないため、血糖値の高い状態が持続します。また、高い血糖値を下げようとして、インスリンの分泌量が多い状態が続くと、インスリンを作るすい臓はやがて疲れてしまい、次第にインスリンを分泌しなくなり、血糖値の高い状態が常に続くようになります。


インスリンの分泌パターン

医療情報科学研究所 編.病気がみえる vol. 3 糖尿病・代謝・内分泌
第4版. メディックメディア, 2014: 24.

2型糖尿病の発症メカニズム②
インスリン抵抗性



必要量のインスリンが分泌されても、インスリンに対する反応が鈍くなり(インスリン抵抗性)、インスリンの効き目が弱くなってしまうと、食事により血糖値が上昇した状態がしばらく続くようになります。また、血糖値を下げようとしてインスリンの分泌量は増えますが、やがてすい臓が疲れてしまい、インスリンの分泌量が低下して血糖値が高い状態が常に続くことになります。


インスリン抵抗性のインスリン分泌パターン

医療情報科学研究所 編.病気がみえる vol. 3 糖尿病・代謝・内分泌
第4版. メディックメディア, 2014: 25.

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