監修:東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野
教授 弘世 貴久 先生


糖尿病の発症メカニズム
②インスリン分泌のメカニズム

糖尿病にはいくつかタイプがありますが、最も多いのは2型糖尿病です。2型糖尿病の発症には過食や運動不足といった生活習慣も関係するので、正しい生活習慣を身につけ、実行することが2型糖尿病の予防ではとても大切です。

参考:日本糖尿病学会
編・著:患者さんとその家族のための糖尿病治療の手びき
改訂第56版, p.19, 南江堂 2014

インスリン分泌のメカニズム

食事によるインスリンの分泌量の増加には、小腸から分泌されるインクレチンというホルモンが欠かせません。
食事により栄養素が体内に吸収されると、小腸からインクレチンが分泌され、栄養素が吸収されたことをすい臓に伝えます。その状態で、グルコースがすい臓に入ってくると、グルコースの濃度に応じてすい臓からインスリンが分泌されます。これにより、上昇した血糖値は速やかに元の状態に戻ります。なお、血糖値が高いときはインクレチンの働きによってインスリンの分泌量は増えますが、血糖値が低いときにはインクレチンによるインスリンの分泌量増加はみられません。

インクレチン動態の図

医療情報科学研究所 編.病気がみえる vol. 3 糖尿病・代謝・内分泌
第4版. メディックメディア, 2014: 45-49.より改変

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